2020年8月27日木曜日

Synology + VirtualMachine + Softether でやりたかったことを実現

自宅にSonyのビデオレコーダーがあります。

これを録画したビデオを自宅でiPadに転送して外出先で試聴する、的な利用方法をSonyの試聴アプリを使って実施しています。

これはすごく便利でかなり重宝してますが、iPadに転送する条件としては、レコーダーとiPadが同じネットワークに存在する必要があります。つまり、自宅でしか転送できません。という意味となります。

もちろん録画ビデオを試聴することは、外出先でもできますが、コマ送りになったりと試聴するには厳しいので、転送して試聴するのが一番良いわけです。

ブログにもある通り、別荘を持っているそこで録画を見る場合にすごく便利なんです。

昔から具体的にどうしたいかは実は構想があって、今回、それを実現できる環境が整ったので、実践に至ったわけです。

可能となったのがSynologyのアップグレードです。

実はこの構想もあって、DS718+にしたわけです。このモデルではVirtual Machine機能を使うことができるんです。

これを使うことで、仮想サーバを実行できることができるので、これを利用してLinuxを実行します。

Windowsなどの方がこなれているんですが、ライセンスなどを購入する費用的に浮かせるためにLinuxにしただけですね。

で、その仮想サーバにSoftEhterのVPNサーバを実行しVPNブリッジで利用するって構想です。こうすると、VPNクライアントはあたかも自宅にいるかのように接続が可能になります。IPの払い出しも自宅のdhcpサーバから行われます。


で、絵に表すとこういうことになります。











で、通信経路はこうです。











これで外出先からの転送が可能になりました。。。。もう感無量です。

ただ、細かい話なんですが、このURLの「11.1.2」にあるように通信できなものがあるそうです。まぁこれはLinuxの制限が利用のようですが以下のようなことです。つまり、VPN越しでは仮想サーバにアクセスはできませんよ。。。ということです。











これはこれでメンテナンスができないし、気持ち悪いので、URLにあるような構成変更をかけました。それがこれです。












で、通信経路はこうです。なんか、こっちのほうがパフォーマンス良ていいかも!まぁなんとなくですが。











ということで、大満足なんですがこれを構築するための手法をメモります。

ただし、全てを書いていると大変なので、ググって他のサイトで出てきそうな物は省きます。


  1. SynologyにてVirtualMachineを可動
  2. VM上でLinuxを構築(CentOS8)
  3. SoftEtherをLinuxにダウンロード
  4. SoftEtherをコンパイル、インストール、設定
となります。

この中で、「1」の時にSynologyの二つの物理インターフェースをLinux上で異なるインターフェースにバインドする為の設定を施します。以下の通りです。Linix上では「ens3」「ens4」となる。














続いて「2」の時に、Linuxのインターフェースをいじってください。モデルを「e1000」か「rtl8139」に変更する。デフォルトのインターフェースよりもSoftEtherローカルブリッジに向いているからです。















あとは、SoftEtherの設定ですね。ローカルブリッジできるインターフェースが見えるので、デフォルトの仮想HUBを「ens4」とローカルブリッジ接続します。というのが注意点です。

あっ、ローカルブリッジとは構成図でいう赤い線です。





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